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住宅部品の基礎知識 アメニティCafe *2023年度版

機能(標準仕様)

(注) メーカーにより適用できる機能は異なります。

乗合全自動運転

のりば呼びとかご呼びが同時に多数登録でき、かごは走行方向と同じ方向の呼びに順次応えて停止していき、全ての呼びに応え終わると自動的に反転して反対方向の呼びに応えて走行する運転方式です。
(のりば呼びとは: エレベーターホール(のりば)操作ボタンを押すこと。)
(かご呼びとは: エレベーター内(かご)の行先階ボタンを押すこと。)

故障時最寄階自動着床運転

なんらかの故障で、かごが階と階の間で停止してしまった場合でも、故障の程度をマイクロコンピューターで自動的に判別し、エレベーターを最寄階まで走行させます(ただし、法令で定められた安全回路や保護回路が動作した場合には動きません)。

異常時のドア繰り返し開閉動作

万一、のりばドアの異常やしきいの異物などで、ドアが開ききらない時や閉じきらない時など、それをすばやく検知し、ドアの開閉を繰り返し行います。

かご内停電灯(自動充電式)

停電時には、かご天井等に設置した停電灯が自動的に点灯します。かご内停電灯は法令に定められている「エレベーター安全装置」のひとつです。

戸開走行保護装置

のりばドアが開いているときにはエレベーターは動かない構造となっていますが、万が一のりばドアが開いている状態でエレベーターが動き出した場合、停止をさせるための「戸開走行保護装置」が付いています。同時に、通常のブレーキが故障した場合であっても停止させるため、「二重系ブレーキ」の構造となっています。

いたずら呼びキャンセル機能/反転時呼び一括キャンセル機能

いたずらなどで押された不必要なかご呼びがある場合、いったん全登録をキャンセルします。
また、ご利用の方が全員降りた後の反転時、残っているかご呼びも自動的にキャンセルするなど、ムダ運転によるイライラや電力の浪費を防ぎます。

照明自動休止機能/換気扇自動休止

待機中のかごは、天井照明及び換気扇を自動的に休止させ、消費電力の節減をはかっています。

気配りアナウンス機能

満員時や異常時に、かご内の乗客にタイムリーなメッセージを放送します。例えば、エレベーターが満員になった場合には「満員です。最後の方は降りてください。」、地震や火災などの管制運転時には、「ドアが開いたら降りてください。」と放送します。

防犯窓

防犯を目的として、かご戸及びのりばの戸にガラス窓を設けています。

地震時管制運転

地震感知器が一定値以上の揺れのS波(本震)を感知すると、かご内の案内表示灯が点灯しアナウンスでご案内、最寄階に停止しドアが開きます。尚、S波に比べて伝わる速度の速いP波(初期微動)の段階でエレベーターを最寄階に停止させ、その後地震がおさまれば、エレベーターは自動復帰します。
※平成21年9月28日施行の改正建築基準法施行令により、地震時管制運転装置の設置が義務化(昇降行程7m超えの場合)となりました。(同時に予備電源の設置も義務化)

地震時管制運転

停電時自動着床装置

停電を検知した場合に動力電源をバッテリーに切り替え、自動的にエレベーターを最寄階まで運行して待機させます。

自家発電設備のない建物において、停電時のかご閉じ込めを低減します。

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