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設計上・施工上の基本事項、施工の留意点

給水・給湯配管

所轄の水道局の規定に従った工事を行うことが必要です。給湯配管は赤錆の原因になるため鋼管の使用は避け、機器から給湯栓まではできるだけ短い配管となるようにします。給水圧が低下するような配管径を避け、適切な配管径で機器の能力を十分引き出せるようにしてください。分岐配管方式よりもヘッダー方式のほうが配管からの熱ロスが少なくなり有利です。

最近はロー付けが不要で誰が施工しても同品質の仕上がりが期待できるため、銅管から樹脂管を選定される事例が増えています。また、配管はウォーターハンマーによる配管の振動防止の観点から適切な固定が必要です。機器に配管を接続するときは、必ず配管内のゴミを洗い流してから接続します。
配管は凍結防止のため保温材を必ず施工してください。また、気温が氷点下になる地域では凍結予防ヒータの施工も行ってください。

分岐配管方式 ヘッダー方式
(水廻り各器具の水栓を、床下や洗面所に設置したヘッダーに直接接続する方式)
給湯用樹脂管
分岐配管方式 ヘッダー方式 ヘッダー方式 給湯用樹脂管

ふろ配管

機器の設置基準にそって配管(接続)します。配管は機器の能力を十分に引き出せるよう適切な配管径と長さで施工してください。(各機器の工事説明書にしたがって、適切に施工してください。) 配管は凍結防止のため保温材を必ず施工してください。また、気温が氷点下になる地域では凍結予防ヒータの施工も行ってください。

機器の設置

屋外設置の場合、機器から周囲の可燃物までの離隔距離は火災予防条例の基準を確保することが大切です。また、排気吹き出し口と建物開口部との離隔距離を確保すること、機器を囲ったりしないことも大切です。 屋内設置の場合、排気筒・給排気筒の排気吹き出し口と建物開口部との離隔距離を確保すること、排気吹き出し口が雪で閉塞されないような位置に施工することも大切です。また、他の機器の給排気筒がある場合、それぞれの機器の排気ガスが干渉しないよう十分に距離をとって施工してください。
排気吹き出し方向に樹木や隣戸の窓がある場合、排気方向変更部材で排気による問題が発生しない方向に変更することが必要です。
年々低騒音化が進んでいますが、機器と隣戸との距離に注意していただくよう配慮をお願いします。
機器の保守・点検が行えるよう必ず機器の周りに、保守・点検に必要なスペースを設けてください。

屋外設置例(前面排気タイプ) 機器設置スペース
屋外設置例(前面排気タイプ) 機器設置スペース

油タンク(200 リットル以上1,000 リットル未満)の設置

石油給湯機は必ず油タンクが必要です。
油タンクは機器より2m以上離して据え付けるか、防火上有効な壁が必要です。油タンクの周囲は幅1mの空地を確保するか、防火上有効な壁が必要です。また、油タンクの周囲1m以内に建物の開口部があってはなりません。
油タンクから機器までの送油配管は必ず金属管で配管してください。ゴム製送油管の屋外使用は禁止されています。

油タンク外観 油タンク(200 リットル以上1,000 リットル未満)設置例
油タンク外観 油タンク(200 リットル以上1,000 リットル未満)設置例

近年の消防法緩和で油タンク容量が増大する傾向にあり、給油の頻度が軽減されてきています。油タンクの灯油がなくなる前に、リモコンでお知らせする部材も用意されています。また、油タンクのデザイン、色調も優れた製品が出てきており家屋の美観を損ねないものとなっています。
集合住宅では960 リットル程度の大容量FRP 製地下埋設型タンクにより、各世帯に灯油を自動供給する方式が実用化され、ガス給湯器並の利便性をもったシステムとなっています。また最近では戸建住宅において、FRP 製地下埋設型タンクが普及しており、利便性と美観を両立しています。

FRP地下埋設型タンク施工例
FRP地下埋設型タンク施工例