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住宅部品の基礎知識 アメニティCafe *2023年度版

調理用加熱機器(コンロ・オーブン)

ビルトイン調理用加熱機器の熱源(ガス・電気)

ビルトインコンロの熱源は「ガス」と「電気」があり、「ガス」はガス種別に「都市ガス用」と「LPガス(プロパンガス)用」があります。「電気」は「100V用」と「200V用」があり、加熱方式もIHと電熱器がありますが、ここでは現在主流の「200V用IHクッキングヒーター」を主に紹介します。

ガスコンロ IHクッキングヒーター

ガスコンロとIHクッキングヒーターの安全性

ビルトインガスコンロは2008年10月発売品から、全バーナー(全口)に温度センサーを搭載した「Siセンサーコンロ」のみとなり、安全性がさらに高まりました。また、地震を感知して自動停止したり、鍋の有無や、袖口が近づくことで火力を制御する機器も選べます。⼀方、IHクッキングヒーターは、火を使わず燃焼ガスが発生しない分、部屋の空気を汚しにくく、天板にごとくが無くフラットなためお手入れが簡単です。安全性・利便性もガスコンロと同様の機能を搭載しています。

Siセンサー
(Safety,Support,Smile+intellgent)
地震感知停止機能
鍋無し検知機能 袖口のエリア内侵入をセンサーで感知し
弱火になる機能
フラットなガラストッププレート(IH) IHクッキングヒーターの加熱原理

ビルトインコンロのサイズとバーナーの口数

システムキッチンでは「3口(左右と奥の⼩さめのもの)+グリル」という構成が⼀般的ですが、⼩間口のキッチンは1口や2口のコンロから選びます。また、対応キャビネットであれば、グリルや前面パネルが無い上面操作のコンロ(グリルレスコンロ)が選べ、欧米のようなスタイリッシュなキッチンが実現します。中には1台でガス・IHを使い分けできるコンロ(ハイブリッドコンロ)や、熱源・口数・レイアウトを自由に選べるコンロ(ドミノ式コンロ)もあります。

グリル付き3口ガスコンロ グリル付き2口IHヒーター
+1口ラジエントヒーター(電熱器)
ミニキッチン・コンパクトキッチンに
1口ガスコンロ
ミニキッチン・コンパクトキッチンに
1口IHクッキングヒーター
コンパクトキッチンに
2口ガスコンロ
コンパクトキッチンに
2口IHクッキングヒーター
コンパクトキッチンに
グリル付き2口コンロ
やけどや着衣着火を低減するエリアセンサー
を搭載したグリル付き2口ガスコンロ
前面パネルがない
4口ガスコンロ
前面パネルがない
3口IHクッキングヒーター
1台でガスとIHの使い分けや前後IHを連結
して特大プレート調理もできるコンロ
30cm幅単位でガス・IHをレイアウト
自由に組み合わせられるコンロ

ビルトインオーブン

コンロと同様、熱源はガスと電気(200V用)のタイプがあります。同じ熱源かつ同じメーカーのコンロの直下に設置することが⼀般的ですが、機種によっては周辺収納(食器棚等)の中台高さに設置できるものもあります。いずれも熱風循環オーブン(コンベック)で、さらに電子レンジも備わった機種(電子コンベック)は、大きくて厚みのある食材を外側と内側から同時加熱でき、料理の幅が広がります。

ガスオーブン
(ガスコンロ直下に設置)
電気オーブン
(IHクッキングヒーター直下に設置)
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