フチ形状と洗浄方式

これまでの便器のフチ裏は汚れが付きやすく、落としにくかったところです。各社ではこのフチを無くし、洗浄水をボウル（便鉢）面に沿って「ぐるっと回す」洗浄方式で、お掃除の手間を軽減すると共に節水化を実現しています。

従来のフチ形状

フチなし形状

「ぐるっと回す」洗浄方式

汚れの付きにくい表面加工技術・素材

陶器製の便器はもともと汚れの付きにくい素材ですが、最近の便器には各社の独自の技術によって、更に汚れが付きにくく、落としやすい表面改良・加工が施されています。
また、陶器素材ではない有機ガラス系新素材の便器も登場しています。

メーカー	表面加工技術・素材
TOTO	セフィオンテクト（陶器）	表面が非常にツルツルになる透明な釉薬を用いて焼成しています。 汚れがつきにくく落ちやすくなっていますので、お掃除の負荷も軽減されます。
パナソニック	有機ガラス系新素材	撥水性の素材で水垢が表面に固着せず、簡単に落とせます。
LIXIL（INAX）	アクアセラミック（陶器）	リング状の黒ずみや便器のくすみの原因となる水垢がこびりつかず、かんたんなお掃除で新品のときの輝きが保てます。

その他　清潔機能

お掃除の手間を削減する様々な新技術が登場しています。
詳しくは各社ホームページをご覧ください。

きれい除菌水（TOTO）

使うたびに「きれい除菌水」をふきかけて、汚れのもとになる菌を除菌します。お掃除が大変な黒ずみや輪じみの発生を抑えて、トイレの美しさを守ります。 ※除菌効果は試験機関による実験結果であり、実使用の実証結果ではありません。すべての菌を除菌できるわけではありません。

トリプル汚れガード（パナソニック）

	泡のクッションで受け止める「ハネガード」
	フチの立ち上がりで、外に垂れ出しにくい「タレガード」
	便座と便器の合わせ技でせき止める「モレガード」

電動お掃除リフトアップ（LIXIL）

便座がリモコン操作で真上に持ち上がるので便器とのすきまの汚れもしっかりと拭き取れます。お掃除がラクになり、においも低減できます。

プラズマクラスターイオンの鉢内除菌（LIXIL）

プラズマクラスターイオンが便座裏や便器内のすみずみまで行き渡り、浮遊カビ菌や付着菌を除菌します。またにおい原因菌も除菌できます。 ※除菌効果は試験機関による実験結果であり、実使用空間での実証結果ではありません。使用・環境（温度、湿度）条件によって効果が異なります。