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住宅部品の基礎知識 アメニティCafe *2024年度版

フロアユニット(ベース用)

フロアユニット(ベース用)の内訳

キッチン本体の多くは、「シンクキャビネット」、「調理台キャビネット」、「コンロキャビネット」の3種類で構成されています。(キッチン本体のフロアユニットを、「ベースキャビネット」と呼ぶこともあります。)
なお、L型キッチンではこれに「コーナーキャビネット」が含まれます。

フロアユニット(ベース用)のサイズバリエーション(奥行きは「ワークトップ」ページに記載)

間口方向は、15cmピッチの中から選べるものが多く、端数を調整したい場合は「フィラー」を使用します。また、「間口方向のサイズオーダー」ができる場合があります。高さ方向は、主にお使いになられる方の身長に合わせて、キッチンの天板面の高さ(標準高さ85cm)を基準に、80~90cmの範囲で何段階か選べるものが多くなっています。

フィラーで間口調整の例 高さの選び方

フロアユニット(ベース用)の開閉タイプ

開閉タイプは主に「開き扉」と「引き出し」があります。近年は「全て引き出し」になっているタイプが出し入れのしやすさで主流となっています。さらに、引き出しの中に内引き出しがあるものや、台輪部分まで収納になっているものは、より沢山かつ効率的に収納できます。

開き扉 引き出し(台輪部分まで収納)

引き出し機構は主に、奥行き全体の約3/4まで開くタイプと、引き出し奥行きいっぱいまで開くタイプの2種類があります。一般的には後者のほうが開閉動作がスムーズかつ、より沢山のものを収納でき、出し入れもしやすくなります。

約3/4まで開く引き出し 奥行きいっぱいまで開く引き出し

フロアユニット(ベース用)の素材

キャビネットの素材には主に「木質系(主にパーティクルボードに表面化粧)」、「ホーロー」、「ステンレス」があります。木質系は現地加工が容易でバリエーションが多いです。ホーローやステンレスは水や熱、衝撃に強く、ニオイが付きにくいです。なお、ホーローは磁石が使えるという点も特徴です。その他、鉄フレームのキッチンもあります。

木質系(パーティクルボード) ホーロー
ステンレス 鉄フレーム

その他特徴あるフロアユニット(ベース用)

車椅子対応 シンク下オープンタイプ(ニースペース)
シンク下ゴミ箱収納付き(引き出し開閉連動) シンク前収納(包丁差しタイプ)
スライドラック付きキャビネット グリルレスコンロ対応キャビネット
可倒扉で軽く出し入れできる引き出し(内引き出し連動) 内引き出しの位置を変えられるキャビネット
マグネット式間仕切り(ホーロー引き出し用) コーナーキャビネット(回転トレー+引き出し)
電動プッシュ&プル引き出し キッチンコンセント付きキャビネット
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