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住宅部品の基礎知識 アメニティCafe *2023年度版

キッチンスタイルとレイアウト

キッチンルームを構成する場合は、まずキッチンスタイルとレイアウトを選択します。住宅の間取りや、⽣活者にとっての住まい勝⼿、好みなどによって検討しましょう。

キッチンスタイル

キッチンスタイルには、主に、オープン型、セミオープン型(セミクローズ型)、クローズド型があります。⽣活者のライフスタイルに合った最適なキッチンスタイルを選択します。

オープン型

メリット

キッチンとダイニングが同⼀の空間となっているので調理から配膳への動線が短く、作業する人にとっては作業しやすいタイプです。家族のコミュニケーションを深め、高齢者や幼児のいる家庭でも目が届きます。

デメリット

キッチンとダイニングとの間に壁などの仕切りがないので、調理による煙やにおいへの対策や、キッチンが丸見えになることへの配慮が必要です。

セミオープン型(セミクローズ型)

メリット

オープンな雰囲気を保ちつつも、腰壁や下がり壁などを付けることでキッチン内の煩雑な部分を隠すことができます。また、調理による煙やにおいの問題もある程度解決できます。

デメリット

ダイニングとの空間的なつながりはやや確保されていますが、移動する際の動線がやや⻑くなります。

クローズド型

メリット

壁や建具などによってキッチンとダイニングが隔てられているため、来客などの際、調理によって発⽣する煙やにおい、⾳、汚れ物などに気を使う必要がなく調理に集中できます。

デメリット

ダイニングの距離が⻑くなります。また、独⽴した空間となるため家族とのコミュニケーションがとりにくくなります。

キッチンレイアウト

キッチンの基本的なレイアウトは次のようなものがあります。住まい手の好みや使い勝手により最適なキッチンレイアウトを選択します。

Ⅰ型

キッチンセットを⼀列に並べたレイアウトです。調理中の動きも直線ですみますが、間口が長すぎると動線も⻑くなり、作業効率が悪くなってしまいます。

Ⅱ型

キッチンセットを⼆列に並べたレイアウトです。キッチンセットの並べ⽅によっては動線が短くなるので作業効率がアップしますが、列の間隔を離しすぎると、かえって作業効率が悪くなってしまいます。

L型

キッチンセットをL字型に並べたレイアウトです。シンクと調理⽤加熱機器との距離が近くなるため動線が短くなります。コーナー部分をデッドスペースにしないような収納の⼯夫が必要です。

U型

キッチンセットをU字型に並べたレイアウトです。キッチンに囲まれているので動線を短縮できますが、コーナー部分が2つとなるためデッドスペースとしないような⼯夫が必要です。

アイランド型

四⽅の何れも壁に接していないレイアウトで、海に浮かぶ島のような形態からアイランド型と呼ばれています。キッチンの四⽅からアプローチできるので、多⼈数で調理をすることができます。

ペニンシュラ型

キッチンの⼀部が半島のように突き出たレイアウトです。キッチン側とダイニング側の両⽅からアプローチできるのでオープン型キッチンに向いています。下のようにL型でレイアウトもできます。

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