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住宅部品の基礎知識 アメニティCafe *2023年度版

錠前のご使用についてのお願い(お手入れ・点検・保証)

永くご使用いただくためにご留意いただきたいこと

  1. シリンダーの鍵穴に異物(例えば針金やマッチ棒など)を入れないでください。異物が詰まると鍵(キー)の操作ができなくなります。
  2. 錠前は分解、改造しないでください。中の部品(バネなど)が飛び出して思わぬケガをしたり、正しく組み立て直すことが出来なくなることがあります。
  3. 錠前のフロントやストライクの表面に保護シートがついている場合は必ず剥がしてください。そのまま放置されますと、保護シートについている糊などの影響でさびが発生したり変色することがあります。
  4. メーカーの純正鍵(キー)以外の複製した鍵(キー)は、加工精度や加工面の状態によってシリンダーの作動に悪影響をおよぼすことがあります。できる限りメーカーの純正キーをご使用ください。
  5. デッドボルト(かんぬき)を出したまま扉の開閉をしないでください。デッドボルトの突起が身体に当たる危険があるばかりでなくストライクや枠を傷めます。

錠前のご使用についてのお願い

お手入れと点検、保証について

錠前を長く安全にお使いいただくには、日頃の点検とお手入れが必要です。

1. お手入れ

①キーの抜き差しや回転操作が重くなったら・・・

鉛筆(軟らかい芯)の粉(黒鉛粉)または専用のシリンダー専用潤滑剤を鍵穴に入れて下さい。鉛筆を使用する場合は、鍵(キー)の切込み面を鉛筆でなぞったあと、鍵(キー)で抜き差しを数回行なってください。鍵穴には絶対に油を注さないでください。注入直後は良くてもホコリを吸着しかえって動きを悪くします。

②錠前のハンドルなどを定期的に”から拭き”する。

長期間、清掃しないままにしておきますと、表面に付着した汚れは、しみや腐食の原因となります。汚れが軽いうちに清掃してください。清掃の目安は、少なくとも月に1~3回程度です。

特に海岸地帯や交通量の多い道路沿いは、塩分や排気ガスによる汚損が進みやすいので、こまめにお手入れしてください。

  1. a.やわらかい布でから拭きしてください。(図1)

    但し、ゴシゴシ強くこすらないでください。

  2. b.落ち難い汚れの場合には、中性洗剤を薄めた液で、やわらかい布またはスポンジを使って洗い、その後洗剤の成分が残らないように十分に拭き取ってください。(図2)
  • 中性洗剤の液がシリンダーや電気錠の電装部品にか からないよう注意ください。
  • サンドペーパー、硬いブラシ、シンナーなどの有機溶剤やアルカリ、塩素などの化学薬品は使用しないでください。

お手入れ方法

2. 点検

  1. ①施錠するとき、デッドボルト(かんぬき)が出きったかどうか必ず確認してください。鍵(キー)やサムターンをしっかりと最後まで回すとデッドボルトは全部出きります。なお、ハンドルやノブを操作して完全に施錠されたことを確認してください。
  2. ②錠前、ストライク、ハンドルまたはノブの取り付けネジに緩みが生じたら、ネジの締め直しをしてください。
  3. ③経年変化により扉の垂れ下がり、反り、歪みなどが生じて錠前がスムーズに動かない場合は、扉全体としての専門家の修理が必要です。そのような場合は、速やかに建築物の管理責任者、施工業者または建具メーカーにご相談ください。

当協会では、「自分で点検!ハンドブック」を用意しています。 ご活用ください。

3. 保証

  1. ①施工者様から建築主様への引き渡し日より2年間を保証期間として、この期間中に不具合が発生した場合は、メーカーにて無料で修理(または交換)いたします。
  2. ②BL-bs認定品につきましては、保証期間を5年間といたします。
  3. ③ただし①②とも、以下に該当する場合、保証の対象から除外させていただきます。
    • 本来の使用目的以外の用途で使用された場合の不具合。
    • お客様のお取り扱いの不注意や使用上の誤り、または不適切な維持管理による不具合。
    • 取付説明書に基づかない施工、及び分解、改造などに起因する不具合。
    • 錠前以外の製品または部品(扉、丁番、ドアクローザーなど)に起因する不具合。
    • 経年変化(消耗、摩耗など)や経年劣化(塗装の変質、変色など)またはこれに伴う錆びなどの不具合。
    • 海岸付近、温泉地周辺、屋内プールなどの環境に起因する腐食、その他の不具合。
    • 複製キー(メーカー純正品以外のキー)の使用など純正部品以外の部品使用に起因する不具合。
    • 鍵穴への異物挿入、注油、多量の塵、ほこりなどに起因する不具合。
    • 天災などの不可抗力に起因する不具合。
    • 犯罪などの不正な行為(ピッキング、バールによるこじ破りなど)に起因する破損や不具合。
  4. ④保証の適用地域については、各メーカーの認定したサービス代行店から100km以内となります。
    この範囲を越える遠隔地や離島、及び山岳地帯などへの出張による修理や交換を行う場合は出張に要する実費を申し受けます。
  5. ⑤保証期間満了後の修理、交換などにつきましては有料となりますのでご了承ください。
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